ウイルスの
侵入を抑える
病原体から体を守る
牛乳に含まれるタンパク質(免疫グロブリンやラクトフェリン)とオリゴ糖は、細菌やウイルスが体に入るのを低減する働きがあると言われています。
牛乳タンパク質の中には、カビやウイルスなどに、防衛機能を発揮する成分があります。
疲れている時や睡眠不足の時は、風邪をひきやすくなるもの。
疲れていると感じたら、牛乳を飲んで十分に眠ることが大切です。
体力を蓄えておくことこそ感染防御の近道です!
免疫力UPに
効果的!
ウイルスと戦うリンパ球を増やす
牛乳タンパク質には免疫機能を高める働きがあり、リンパ球などの免疫細胞を増殖させたり、病原菌に感染した細胞の繁殖を防ぐ可能性があると言われています。
最近では牛乳タンパク質の中に、C型肝炎やエイズウイルスの侵入を阻害するものがあるということも注目されています。
体の免疫力をアップさせるには、牛乳などを含めたバランスの良い食事、
適度な運動、十分な睡眠、ストレスや疲労感を残さないなど、
生活のリズムを守ることが大切です。
便秘の解消を
サポート
腸を程よく刺激&腸内環境正常化
牛乳に含まれる乳糖などのオリゴ糖は、乳酸菌などの腸内細菌により、乳酸や酢酸に変化します。
その酸が回腸や大腸を刺激して腸の蠕動(ぜんどう)運動を高め、便秘を防ぐ働きがあるといわれています。
牛乳に含まれるオリゴ糖は、腸内バランスを整えるビフィズス菌の栄養源となり、ビフィズス菌を増殖させます。
腸を程よく刺激するには、腹筋を鍛えることも大切です。
手軽に腹筋を鍛えるには、ウォーキングが有効。
階段利用を心がけるなど、日頃の生活の中で歩くことを意識しましょう。
高血圧の
改善に貢献
血圧の上昇を抑制する
牛乳タンパク質のカゼインが分解されてできるペプチドには、血圧を上昇させる酵素の作用を阻害し、高血圧を予防する成分が多数見出されています。
カルシウム位は高血圧の原因となるナトリウムの血圧上昇作用を抑える働きがあり、高機能な牛乳カルシウムの摂取は理想的です。
普段の生活から高血圧の予防を考えるなら、塩分を取り過ぎないことも大事です。
料理に牛乳を使うと味に深みが出るので、
調味料を減らしても満足のいく味を楽しめます。
不眠の悩みを
和らげる!
誘眠作用と鎮静作用でぐっすり
牛乳タンパク質に含まれるトリプトファンには、弱い誘眠作用があることが知られています。
牛乳タンパク質が分解されてできるオピオイドペプチドには鎮静作用を示すものがあります。
牛乳に多く含まれるカルシウムには、交感神経の働きを抑える作用があり、イライラや不安、緊張などを和らげると考えられます。
寝る前の軽い運動は静かに体をあたため、心地よい眠りを誘います。
また睡眠中の新陳代謝も活発にしてくれます。
息切れをしない程度に負荷の少ない運動を行うと良いでしょう。
肥満防止の
強い味方に!
牛乳は体脂肪率を下げる!?
中学・高校の男女6,000人を対象に牛乳摂取を中心とした調査を実施した結果、中高生女子で牛乳を摂取している人ほど体脂肪率の減少する傾向があることがわかっています。
牛乳はタンパク質やカルシウムなど色々な栄養素が含まれている食品。そのため、食事の総カロリーを制御して、必要な栄養素を摂ることができます。
肥満は生活習慣病の原因となるものですが、
無理に痩せようとすると健康を損ねてしまいます。
栄養価の割には比較的低カロリーな牛乳を食事に取り入れ
運動を積極的にしましょう。
血流を
スムーズに
血清コレステロール値を上げない
牛乳のホエイタンパク質には血清コレステロールの合成を抑制・阻害する機能を持つ成分が見出されています。
コレステロールは細胞の材料となるなど、生命の維持にはなくてはならないものです。牛乳に含まれるわずかのコレステロール値を気にして、栄養豊富な牛乳を敬遠しないようにしましょう。
生活習慣病の原因の一つは偏った食生活。
栄養が偏った糖質や脂質の多い食品ばかりを摂るのではなく、
いろいろな栄養素が含まれている牛乳を飲む習慣をつけるなど、
食生活の改善が必要です。
骨の健康を守る
カルシウム量とともに、その吸収率にも注目
牛乳は骨を丈夫にするカルシウムを多く含んでいる食品です。
牛乳中には、カルシウムの吸収を促進するリン酸化ペプチド(CPP)や骨を強くする成分(MBP)などが見出されており、効率よく骨の健康をサポートすることができます。
骨はその人の体の動きや体重を支えるのに必要な量やカタチ、
強さが保たれるようになっています。
そのため、適度な運動で骨に力を加えると、それに対応して骨量が増えます。