当社は、明治２７年の創業以来、今年で１２９年。地元の方々のための牛乳屋として、地道に歩み続けています。

　近年では、３年前に発生した新型コロナウイルス感染症の蔓延により、全国的に乳製品の需要が減少してしまい生乳が余ってきていました。また、昨年２月からのロシアのウクライナ侵攻などの影響により、大切な牛の餌が高騰し入手しにくくなってきています。牛に与えている濃厚飼料（トウモロコシなど）の多くは、海外からの輸入に頼っており、粗飼料（草など）も多くの酪農家が海外から輸入しています。その大切な餌が急激な値上がりによって、酪農家の経営が厳しくなっているのです。その為、酪農経営を断念せざるを得ない酪農家も出ています。

　その厳しい状況を改善させる為に、昨年１１月と今年の８月に生乳価格が１kgあたり１０円の値上げが行われました。合計で１kgあたり２０円の値上げが実施されています。又、その他にも資材や電気代や燃料も大幅に値上がりしておりますので、当社からの供給価格も値上げさせて戴いております。

　当社の製品をご利用戴いておりますお客様の皆様方には、大変申し訳なく思いますが、今後もおいしい乳製品を安定的にお届けするために、何卒、ご理解戴きますようお願い申し上げます。

　当社の役割は、毎日おいしい生乳を提供して下さる酪農家の方々が安心して仕事が出来るようにすること。そして、頂いた生乳をおいしい牛乳・乳製品として安定的にお客様に提供することだと考えます。

当社では、ＨＡＣＣＰの考え方を取り入れた製造管理・品質管理は当然のことと考えております。その先の取り組みとして、国際的に認められた食品安全と品質管理の認証規格である「ＳＱＦ」認証に取り組んできています。そして、より安全で品質の良い食品を供給する事を目指した「ＳＱＦ・レベル３」を今年６月に認証を受けることが出来ました。

　これからも地元の皆様方に愛され続ける乳業メーカーを目指し、元気いっぱいの笑顔が集う食卓を彩る乳製品は、いしかわ生まれいしかわ育ちの「アイ・ミルク北陸」が支え続けます。

　令和５年１０月

ご利用いただいた牛乳パックをリサイクルしてみませんか。アイ・ミルク北陸では牛乳パックのリサイクルに取り組んでいます。学校や保育園等で洗って開いて乾かした紙パックを牛乳の納品時に回収しています。ご協力をいただいた施設にはリサイクルを実感していただくために、リサイクルによって出来たトイレットペーパーを定期的にお届けしています。
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